真間駅前保育園の実習が就職のきっかけに
就職活動を始める前の私は、保育園よりも幼稚園のほうが保育や遊びの質が高いという先入観を持っていたので、幼稚園への就職を希望していました。でも、真間駅前保育園の実習で地域交流行事である味噌づくりや音楽発表会の練習などを体験して、実習の限られた時間で体験するだけでもこんなに様々な活動にしっかりと取り組んでいるとわかったことや、先生方が子どもたちのかわいかったエピソードの話をしているなど担任の枠を越えて子ども一人一人を大切にしていることを知って、保育園に対する考えが大きく変わりました。それから印象的だったのは、実習生を温かく受け入れてくれたこと、そして学生の私に対しても、プライベートの時間に仕事をしなくていいようにと、実習時間内に日誌を書く時間をつくってくれたことです。とても働きやすそうな職場だと思いました。
成長を感じられるのは先輩たちのおかげ
最初は自分のクラスだけで手一杯だった私が、今では縦割りでの合同の活動を担当できるようになったことや、お忙しいなかお迎えに来てくれた保護者にお伝えしなければならないことがあるときに、要点をまとめて手短かつ的確に伝えられるようになったことで、必要事項以外のお子さまのかわいいエピソードなどをお話しできる余裕ができたこと、卒園までに小学校を意識した習慣の獲得など卒園後の姿も見据えて保育が組み立てられるようになったことなど、振り返ってみるとできることが増えていて、あぁ、自分も成長したなって思えます(笑)。
私が不安そうにしていたら他の先生が「みく先生なら大丈夫だよ」と背中を押してくれたり、終わったら「ちゃんとできたね」と声をかけてくれたり。先輩たちが見守ってくれるのはありがたいですし、評価してくれるのは自信になりました。
私が自身の成長を感じられるのは先輩たちのおかげです。だから私も後輩にとって、楽しい話はもちろん、弱音も吐けるような何でも話せる頼れる人になりたい。そのためには、まずは私から心を開いて相手を知ることから始めたいです。そして、その人に合った声のかけ方や関わり方ができたらと。相談されたときには先輩を見習って、ただ教えるだけではなく「どうしたらいいと思う?」と思考力を伸ばす問いかけをしていくつもりです。
学びの場では経験や知識を共有できる
働くだけでも保育の経験は積めますが、K’sには多様な育成制度が用意されているのでスキルに磨きをかけることができます。例えば園内研修では、手のつなぎ方や感染対策など、細かいスキルを一つ一つ丁寧に学べますし、全体研修では、園から一人の先生が参加すれば、その内容を園内でシェアしてくれます。さまざまな課題に取り組むNIJIIRO-PROJECTでは、各園で意見を出し話し合うことで、いろいろな考え方があるんだと毎回気づかされます。
「やりたいこと」をテーマにした座談会で、私が「お泊り保育をやってみたい」と発表したら、実施するために何をすればいいのかを先生方が一緒に考えてくれたり、「泊り以外でも、先生がやりたい保育を実行できる方法はないかな?」とヒントをもらえたり。座談会では、違う視点を持つ大切さなど先輩から学ぶことが多いです。
ほかにも、同じ学年を受け持つ担任が集まる「学年ミーティング」では、活動のねらいの置き方や進級、進学に向けての取り組みなど他園の担任の先生から得た情報を参考にしています。その年齢ならではの保育の経験や知識を共有できるので、新しい遊びや制作のアイディアの元にもなります。
新人の受け入れ体制が手厚い
入社当時を振り返ってみると、最初から不安なく仕事に望めたのは、新人の受け入れ体制が整っていたからだと思っています。
入職前には交流会に参加し、代表からは会社の理念、園長先生からどのような園を目指すのか、それぞれお話を伺って思いを共有できました。そして、実習で来ていたとはいえ緊張する入職初日は、園に慣れるためだけに丸一日たっぷりと時間を使ってくれたので、すんなりと職場に馴染めました。
入社後の研修期間にもOJT担当の先生が付いてくれるので、「この先生にはなんでも聞いていいんだ」と思うと安心できました。入社後だけでなく、例えば運動会では私と一緒に振り付けを考えてくれるなど、常に寄り添ってくれて心強かったです。
定期的な振り返りでは、その時に感じていることなどを文章で提出したり面談したり。その度に、園長先生やOJT担当の先生からアドバイスをいただき、ちょっとした悩みも解消できました。常に支えてくれる存在と職場全体のウエルカムな雰囲気があったから、新卒の私でも自然に職場へ溶け込み、伸び伸び働けたのだと思っています。これから入ってくる後輩たちは、きっといろいろ不安を感じているでしょうが、「K’s gardenなら新人の受け入れ体制が手厚いから大丈夫だよ」と言ってあげたいです。