「産休・育休が取りやすく、はたらきやすい環境です」

伊東 愛美さん

入職当初は真間駅前保育園にて勤務。2017年の鬼越保育園開園と同時に立ち上げ職員として配属され、その後は仕事とプライベートを両立しながら充実した日々を送る。2019年6月より産休に入り、その後育児休暇を取得。2021年4月に職場復帰。

母として大切にしたいことを、大切にできる

入職の一番の動機は「育休・産休」がきちんと取れることでした。以前勤めていた園では、産後2カ月からの復帰が当たり前の環境で…。産休取得後すぐに復帰することを否定したいのではなく、母になった時の自分を想像して、復帰の時期は自分で選びたいなと思ったんです。以前、0歳児を担当したときに、お預かりしているお子さまが初めて歩いた瞬間を見ることができたことがありました。そのときに「自分の子どもの、この瞬間も見たい!」って強く思ったんです。

母として、子どもとどんな時間を一緒に過ごしたいか、どの瞬間を大切にしたいかは人それぞれだと思います。私にとっては、この一歩だなとその時に感じました。その先にも、まだまだ大切にしたい瞬間はあるかもしれない。だから自分が母親になったときに、自分の子どもの成長をちゃんと見守れるように、制度が整っているところではたらきたかったんです。

母親になって分かった、保護者の方との関わり方

子どもを産むまでは、当たり前ですけど自分に子どもがいないから、想像と保育士としての経験で、保護者の方に物事を考えて伝えるしかなかった。それがちゃんと保護者目線で考えられるようになりました。「あのとき、もっとこう伝えればよかったな」と、今になって思うこともあります。やっぱり母親にならないと分からないことはありました。母親って思っていた以上に毎日てんやわんやなんですね。だから保育士として、母親に全部を求めてはいけないって自然に思えるようになりました。母親に負担をかけると、子どもにも良くない。考え方がすごく変わりました。

子どもたち一人ひとりにもっともっと愛情をかけてあげたいという気持ちも強くなっています。産前も愛情をかけてきた自負はあるんですが、保育園に預けるとき、親も子どもも離れがたい、寂しい、という気持ちがより理解できるようになったので、その想いをきちんと受け止めてあげたいです。

みんなで助け合える「お互いさま」の心を大切に

当初、出産から1年後の8月に職場復帰するつもりだったんですが、保育園に子どもを入れることができなかったので、翌年の3月まで、育児休暇を延ばしてもらいました。他の職員にも迷惑をかけることになるので申し訳ない気持ちでいっぱいだったんですが、園長に相談したら快く了承してくださって、とてもうれしかったです。それどころか娘の成長を一緒に喜んでくれて、これからもずっとここではたらきたいという想いが強くなりました。

復帰後は、先輩ママ保育士のはたらき方を見習って、今まで通り、仕事もプライベートも両立しながらはたらくつもりです。以前から、基本的に職員みんなが「お互いさまだから気にしないで」という考えで行動しているので、はたらき方に全然不安はないんです。子どもの体調不良で急にお休みを取ることになっても、きっと快くサポートしてくれるだろうなって想像できるから。もちろん、自分も他の人が何かあったときにはサポートするつもりです。

妊娠時の仲間のサポートがとても心強かった

K’sの魅力はやっぱり人間関係がいいところ。職員みんなが明るくて、相談も気軽にできる環境なんです。自分の意見や状況を受け入れてくれるところも、ここならではかなって思います。保育にしてもそうだし、勤務形態にしてもそう。私は妊娠中のツワリがひどかったんですけど「できることをすればいいから」と、職場全体でサポートしてくれたのが、本当にありがたかった。ツライ時期でもできること、できないことをはっきり伝えられてきちんとはたらけたのは、いろいろなことに柔軟に対応してくれる人や環境があったからこそだと思っています。