担任と育成業務を兼任。大変だけど充実感も
担任をしながら、新人職員の育成も担当しています。子どもたちの保育と新人職員の指導の両立は大変ですが、どちらの仕事も大好きなので楽しく取り組んでいます。特に新人職員は、自分が行っている保育に自信を持てず悩んでしまうことが多いので、どんな小さな悩みでも聞いてあげられる先輩でありたいと思っています。「育成」って「やりなさい」ではないと思うんです。もちろん、そういう場面も必要ですが、まずは、自分の理想や目的をしっかり持って行動できる人になれるよう、導いていきたいです。
具体的な例をあげて伝えることを意識
新人職員に物事を伝える際は、やるべきことをストレートに伝えるのではなく「どんなことを実行すれば、やりたいことができるのか」を、「こんなやり方もあるよね」「こんな風にしたらどうなるかな?」と一緒に考えるようにしています。例えば、制作あそびをする場合、子どもたちが、今どんなことに対して興味を持っているのか、成長段階はどうなのかを見極めて行わないといけない。「なんとなく」「楽しそうだから」ではなく、それをすることで子どもが、どう成長できるのか、目的をしっかり持って行動するようアドバイスしています。また私が決める
のではなく、自分で決断させることも意識しています。人に決められると、どうしても当事者意識が薄れて責任感もなくなってしまうから。
自分が手本となって行動することも大事にしています。新人職員には、常に好奇心・探求心を持って保育をしてほしいと思っているので、私の行動で「どうしてそうするんですか?」と興味を持ってくれたらうれしいなと。あるとき「先生は人のことをプラスに考えることが上手ですよね」と若い先生に言われたんです。そのときに、この先生にもそういう考えをしてもらえるようなきっかけづくりになったのかなって思えて、とてもうれしかったです。
子どもも新人職員も褒めるときは全力で
「子どもたちの大好きを見つけてあげること」。保育士として私が一番大切にしていることです。今、子どもが何に興味を持っているのか、何が楽しいと思っているのかをちゃんと見て、それが広がる関わり方や環境を常に提供してあげたいと思っています。子どもの良さを引き出すのも保育士の役割なので、いいことをしたら全力で褒めてあげるし、保護者の方にもそれを伝えます。そうすると子どもは「認められてうれしい」と感じて自信にもつながる。それは新人職員にも共通して言えること。だから子どもとも、新人職員とも、良さを引き出し、認められる関わりをこれからも続けていきたいです。
自分の成長につながる制度がいっぱい
K’sは園長だけでなく、代表も一人ひとりをちゃんと理解して評価してくれるので、やりがいにも、モチベーションアップにもつながります。自分のがんばりが認められるのって、やっぱりうれしいですから。3カ月おきにある振り返り面談も魅力です。「今、こんなことが足りてないな」「これはできているから次はステップアップしよう」と目標が明確になるので、組織人として、保育士としての成長を感じられるんです。だから「次はあの資格が取りたい」「これを保育に取り入れたい」と、どんどん未来が広がります。でもそれを実現するには、通常保育外の勉強の時間が必要になる。それを代表に伝えたら、勤務内で週に1回保育から離れて使える時間を作ってくださったんです。こんなにも柔軟で成長を望んでくれる会社はなかなかありません。「やりたい」が叶うって、素敵なことですよね。